仮:このデニムは、5年前の夏、沖縄への一人旅の途中に那覇の古着屋で出会いました。 色落ち具合が絶妙で、試着した瞬間に「これだ」と思ったのを覚えています。
それ以来、大学への通学はもちろん、音楽フェスやキャンプなど、アクティブな場面ではいつもこのデニムを履いていました。 右膝のあたりにある小さな擦れは、2年前のフジロックで転んだ時の名残です。 あの時の雨と泥の記憶が、この生地には染み込んでいます。
就職を機に履く機会は減ってしまいましたが、捨てるには忍びなく、クローゼットの奥で眠っていました。 今回、リメイクプロジェクトを通じて、また新しい形で誰かの生活の一部になれることを嬉しく思います。